子どもの心を理解し、話の通じ合うあたたかい親子関係をきずくことを、目的とした訓練です。
「親業」(トマス・ゴードン 著/近藤千恵 訳/大和書房)をテキストに、子どもの気持ちを聞く訓練、親の気持ちを正確に子どもに伝える訓練、親子間に対立や考え方の相違がある場合、お互いの関係を損なわずに満足のいく解決策を見つける訓練など、実際の例に即した体験学習を通して具体的な方法を身につけます。
内容
親業訓練の考え方の説明や意見交換、また2人で組になり交代で親の立場、子どもの立場を経験するロールプレイという親子双方の気持ちを実感しながら訓練で学習した方法を練習していきます。
無意識に子どもに接している時に起こりがちな問題点を理解するためです。
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教育(共育)に活かすコミュニケーション
毎日の宿題バトルが減りました。
毎日、宿題をしない子どもに「宿題やったの?」
「夕食前にするって約束したでしょ。」
「しないとどんどん遅れちゃうよ。」などと言うと、小さい時はしていたのですが、
だんだん反抗するようになり、お互いに顔を見るのも嫌だと思うようになりました。
先生に怒ってもらえば、自分でするようになるかと頼みに行こうかとさえ思いました。
親業の方法を早速試してみました。
子:こんなに宿題出てる。
私:そう。大変なのね。
子:こんなの30分じゃできないよ。
私:食事前に終わらないのね。
子:無理。
私:そう。
子:食後にするのも大変だから、とりあえず、少しするか。
感想
私にすれば、劇的な変化でした。穏やかな気持ちで食事の準備ができました。
今までのあの嫌な空気はなんだったの?と、悲しくなりました。
反抗期だからしかたない。という気持ちもありました。
もっと早く知りたかった。知らないって恐ろしい!
でも、思春期前に知って良かったと思います。
なぜあんなに宿題をさせたがったのか、子どものためと思って言う言葉が
タイミングで逆効果だということがわかりました。
子どもの友達の学校で、就学児健診時に親業講演会があった事で
知る事ができました。うちの学校でも親業講演会をしてもらいたいです。